神をたずね求める | 歴代誌上 13章

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歴代誌上 13章

「あなたたちが賛成し、またわたしたちの神、主の御旨でもあるなら、わたしたちはイスラエル全土に残っている兄弟、および牧草地をもつ町にいる祭司とレビ人に使いを送ってここに集め、わたしたちの神の箱をここに移そうではないか。サウルの時代にわたしたちはこれをおろそかにした。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 13章2節~3節

神をたずね求める

神の箱にはあの十戒を記した2枚の石の板が納められており、「契約の箱」とも呼ばれていました。長方体でアカシアの木で作られ、内外は純金でおおわれていました。その上には金の飾りがつき、四隅には運搬用の棒を差し入れるための金の輪が付き、その上板には純金のケルビムが置かれていました。これは主の幕屋の至聖所に置かれ、主の臨在の象徴でした。この箱は一時ペリシテ人に7か月間奪われましたが、これが返還され、キルヤト・エアリムに20年間置かれていました。

ダビデは、サウルの時代を通してそれまで神の箱を「おろそかにした」こと、つまり、「神を尋ね求めなかった」ことを悔い改め、エルサレムに箱を安置するために人々を招集しました。箱はレビ人の肩に乗せて運ぶべきでありましたが、車に乗せたために、キドンの麦打ち場にさしかかった時に牛がよろめき咄嗟に手をだしてしまったウザを神は、ご自身に背いた者として撃たれました。ダビデは、神の定めを疎かにした事を恥じ、箱の運搬を3か月間控えました。主に仕える者は、主に従順であるべきです。

小林 義信