主を畏れることは知恵の初め | 歴代誌下 34章

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歴代誌下 34章

『あなたが聞いた言葉について、イスラエルの神、主はこう言われる。あなたはこの所とその住民についての主の言葉を聞いて心を痛め、神の前にへりくだり、わたしの前にへりくだって衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた、と主は言われる。』日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 34章26節~27節

主を畏れることは知恵の初め

ヨシヤ王は、主の目にかなう行いをした王の一人として数えられます。このヨシヤ王の三代前の王ヒゼキヤがなした最大の貢献は、聖書に従って神殿礼拝をあるべき形へと整え、民の信仰を呼び覚ましたことでした。

神殿修復の時に、祭司ヒルキヤは律法の書を発見します。それを書記官シャファンに渡しました。シャファンは王のもとに書を持っていき、そして読み上げました。ヨシヤ王はそれを聞くと、衣を裂きました。ヨシヤ王は、先祖が律法の書に書かれていることに背き、神の怒りを招いていたことを知り、深く悲しんだからです。主はその姿をご覧になって、「へりくだって衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた」と言われます。ヨシヤ王はそれから人を遣わして、ユダとエルサレムの人びとを集めて、彼らに、聖書の言葉をみな語り聞かせました。そして書に書かれている言葉を実行することを自らが誓い、そして、民らにも誓わせました。

「主を畏れることは知恵の初め」((箴1章7節)。主は聖書を通して、その心を呼び覚ましてくださいます。

國安 光(淀川キリスト教病院)