ひと足、またひと足 | 詩編 119編(4)

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詩編 119編(4)

あなたの御言葉は、わたしの道の光
わたしの歩みを照らす灯。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 119編105節

ひと足、またひと足

私たちは、今、混迷と不安の時代を生きています。幼い子どもたちから年老いた人に至るまで、これからどう生きていけばよいのかわからなくなっています。深い闇、悩みの中を歩んでいます。

しかし、そのような私たちにきょうの詩編は「あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯」と語りかけます。聖書の言葉には力があり、確かさがあります。聖書に聴きながら生きるなら、人生の道を違えることはありません。

では、聖書の言葉が「わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯」であるとは、どのような光のことを言っているのでしょうか。もしかすると、まばゆいばかり、遠い将来まではっきりと照らすようなとても強い光を思い浮かべるかもしれません。しかし、この光は、「灯」と語られています。闇の中の一歩先を照らすだけの灯です。しかし、それでよい、それで十分なのです。

「行く末遠く見るを願わじ主よ、我が弱き足を守りて、ひと足、またひと足、道をば示し給え」(讃美歌288)。

神よ、きょう、わたしが行く道を御言葉によって照らしてください。

橋谷 英徳(関キリスト教会)