再臨のキリストによる裁きの祝福 | マタイによる福音書 25章

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マタイによる福音書 25章

「こうして、この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 25章46節

再臨のキリストによる裁きの祝福

再臨のキリストの裁きは、祝福なのでしょうか。

マタイによる福音書25章34~46節で、主イエスは、弟子たちに、王による裁きをお話になりました。裁きとは分かつことです、右と左に。

しかし、主イエスがなさる王の裁きのお話は面白いのです。なぜなら、王は「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にした」ことを、自分にしたこととするからです。

王の兄弟である最も小さい者とは、私たちキリスト者です。王とはキリストです。再臨のキリストは王として、世界の人などを裁かれます。その裁きの規準は、キリストがこの世に遣わされた、最も小さい者に、人びとがどのように応対したか、ということです。

キリスト者が困難を覚えていた時に、ある人が憐れみ、親切にしたなら、その人は主イエスに親切にした者として祝されます。ところが、キリスト者に無慈悲なことをした者は、主イエスに無慈悲なことをした者として裁かれます。

主イエスは小さなキリスト者をこの世に祝福をもたらす存在として置かれています。キリストの再臨の時に、この世における教会とキリスト者の価値が明らかとなります。

足立 正範(上諏訪湖畔教会)