同じ御言葉によって養われる | 創世記 22章

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創世記 22章

「あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。…地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 22章17節~18節

同じ御言葉によって養われる

この「あなたを祝福し、あなたを増やす。諸国民の父とする」という内容のことは、神が既にアブラハムに何度か約束しておられたことです(17章他)。アブラハムはこの神の言葉に聞き従ったのです。それゆえに彼は全き者・完全な者と言われました。このように信じ従う者を神は義とし、さらに豊かに祝福してくださいます。

契約の民は、いついかなる時にも御言葉に聞く民です。私たちも苦難に出会う時がありますが、だからこそ神は、常に従ったアブラハムに、祝福と子々孫々の繁栄を約束されたのだと思うのです。

やがてこの御言葉は、子孫であるイサクとヤコブにも約束されます(26章4節、28章13、14節)。神はこのようにして、父祖に約束された御言葉を、世代を超えた私たちにも語りかけることで、従順を求めておられます。

時代は違うけれども同じ御言葉によって養われる。これこそ神の子としての祝福であり、永遠の契約に入れられている者のみが味わうことのできる特権の一つです。私たちは、この特権をこの時代にあって味わっているのです。

大木 信(西鎌倉教会)