それでも主に依り頼む | 列王記下 18章

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列王記下 18章

(ヒゼキヤは)聖なる高台を取り除き、石柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒し、モーセの造った青銅の蛇を打ち砕いた。…
彼はイスラエルの神、主に依り頼んだ。その後ユダのすべての王の中で彼のような王はなく、また彼の前にもなかった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記下 18章4節~5節

それでも主に依り頼む

南ユダ王国の中で、好意的に紹介されている王が、ヒゼキヤ王です。ヒゼキヤ王は、預言者イザヤの感化を受け、異教の粛清を行いました(イザ36~39章参照)。その粛清でヒゼキヤ王は、高台を取り除き、石柱を打ち壊して、アシェラ像を切り倒し、モーセの造ったとされる青銅の蛇を打ち砕いたのでした。ヒゼキヤ王は「偶像」を徹底的に打ち壊しました。

さまざまなイスラエルの王が存在した中で、聖書は良い王と悪い王を挙げています。その基準は、ただ一つ、偶像礼拝をしたか、しないかです。そして、ヒゼキヤ王は、偶像を徹底的に打ち壊したゆえに、名君として挙げられているのです。さらに、名君として挙げられた理由は、「彼は、イスラエルの神、主に依り頼んだ」からだと言われています。ヒゼキヤ王は、主に依り頼みました。主の戒めを守り、主の言葉を信じて実行することにおいて主に依り頼みました。

私たちも、異教に囲まれ、偶像の中に生活しながら、それでも主に依り頼む者です。ですから、主の戒めを守り、主の言葉を信じ続け、偶像を避けて生きていきましょう。

潮田 祐(盛岡伝道所)