ペンテコステ(2)みなしごではない | ヨハネによる福音書 14章15-21節

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ヨハネによる福音書 14章15-21節

「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 14章18節~19節

ペンテコステ(2)みなしごではない

主イエスは、「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない」と約束されます。

聖霊が降って、福音宣教へと遣わされた初代教会は、四方八方から迫害を受けて、確かに「みなしご」のような存在でした。しかし、この世的には「みなしご」のようであっても、その「みなしご」には天の御父がおられます。主イエスは、「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる」と約束されました(16節)。「別の弁護者」である聖霊によって、永遠に一緒にいてくださるのです。

この世に遣わされた私たちは、確かに「みなしご」のような孤独を感じることがあるでしょう。「キリスト・イエスに結ばれて信心深く生きようとする人は皆、迫害を受け」るからです(2テモ3章12節)。しかし、その現実の中でキリストの御言葉が立ち上がります。主イエスの約束は真実なのです。

地上でどんなことが起ころうとも、キリストが共におられること、私たちが「みなしご」ではなく、「神の家族」であることが、聖霊によって保証されています。それがペンテコステの出来事なのです。

新井 主一(高島平キリスト教会)