主に結ばれている者らしく | ローマの信徒への手紙 16章

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ローマの信徒への手紙 16章

どうか、聖なる者たちにふさわしく、また、主に結ばれている者らしく彼女を迎え入れ、あなたがたの助けを必要とするなら、どんなことでも助けてあげてください。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 16章2節

主に結ばれている者らしく

ローマの信徒への手紙を読んできました。いよいよ最後の章です。一人で読む時、この16章を読み飛ばしてしまうことはありませんか。最後まで丁寧に読んでみましょう。パウロが繰り返し「互いを愛し、受け入れよ」と言ったのが決して机上の空論ではなかったことが、この章に上がっているたくさんの名前を見るとはっきりとわかります。

まず、女性の名前が多く出てきます。フェベ、プリスカ、マリア、トリファイナ、トリフォサ、ペルシス、ルフォスの母、ユリア、ネレウスの姉妹といった人たちです。それから、見分けがつきにくいですが、ユダヤ人、ギリシア人、ローマ人の名前が入り混じっています。また、「アリストブロ家の人々」、「ナルキソ家の中で主を信じている人々」とあるのは、その家の奴隷たちであると考えられています。身分の高い者、低い者がいたわけです。親子もいます。世代の違う者がいたわけです。

パウロは「訪問する者はだれかれとなく歓迎し」た(使28章30節)とありますから、本当にあらゆる人を主にあって受け入れて福音を宣べ伝えたのです。

教育機関誌 委員会