賞を得るように走る | コリントの信徒への手紙一 9章24-27節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

コリントの信徒への手紙一 9章24-27節

あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 9:24

賞を得るように走る

新しい1年が始まりました。1年間、さまざまな歩みがあると思います。パウロは信仰者の歩みを競技場で走ることにたとえました。私たちの人生は競技場で走ることと似ているからです。

年の初めからいきなり「賞を得るように走れ!」と言われても、気持ちが重いかもしれません。けれども、そもそも私たちは走ることすらできない汚れた罪人でした。主イエスが、その私たちの罪を赦して、立ち上がらせてくださいました。こうして、私たちは再び、人生を走ることができるようになりました。このこと自体が福音なのです。私たちは、新たな1年の始まりにあたり、この福音の喜びを再認識したいと思います。その喜びの中で、この1年も競技場を走ります。

パウロは、「賞を得るように走りなさい」と言いました。これこそ、私たちのレースの目的です。私たちが目指す賞とは、「朽ちない冠」です。この世のどんな栄光にも勝る冠です。この世の歩みが死で終わるのではなく、死の後、神から栄光の冠が与えられます。この冠を見据え、希望を持って今年も走り続けましょう。

高内 信嗣(山田教会)