栄光の輝きに包まれて | ルカによる福音書 9章28-36節

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ルカによる福音書 9章28-36節

祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。見ると、2人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。2人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 9章29節~31節

栄光の輝きに包まれて

登山をしていますと、朝、山の頂から日の出を見るのが一つの楽しみです。雲海の上に広がるまばゆい景色は圧巻で、言葉を失います。

ペトロとヨハネとヤコブはそれ以上の驚くような光景を目の当たりにしました。主イエスが本当の姿を現されたのです。「服は真っ白に輝」き、栄光の輝きに満ちた神御自身の姿が現されます。この輝きを目の当たりにした弟子たちは驚きを隠すことができません。彼らはこれまで寝食を共にし、旅をしてきた主が真の神であることを悟ります。

この輝きの中、主の傍らにはモーセとエリヤがいます。モーセとエリヤは旧約を代表する2人で、律法と預言者を表します。この2人により、律法と預言者、つまり聖書全体が主イエスをキリストであると証しします。

彼らは栄光の輝きの中、十字架の死について語り合います。それは神の栄光と十字架とが矛盾しないということです。主の死は悲しいことです。しかし、十字架の事柄は神の栄光の輝きの中に置かれています。十字架の主イエスは、あなたのこともその栄光の輝きで包み込んでくださいます。

三川 共基(松戸小金原教会)