神の言葉に聞き従う | ペトロの手紙二 1章16-21節

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ペトロの手紙二 1章16-21節

何よりもまず心得てほしいのは、聖書の預言は何一つ、自分勝手に解釈すべきではないということです。なぜなら、預言は、決して人間の意志に基づいて語られたのではなく、人々が聖霊に導かれて神からの言葉を語ったものだからです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙二 1章20節~21節

神の言葉に聞き従う

日本キリスト改革派教会の伝統においては、「連続講解説教」が主流です。これは、宗教改革者たちの実践を模範としたものです。説教は、神の言葉である聖書を解き明かすがゆえに、神の言葉です。聖書全体は、同一著者なる聖霊による一貫性をもち、どの書物も、どの章も、どの節においても信仰者たちへのメッセージをもっています。私たちに求められるのは、自分の言葉を捨てて、その神の言葉のすべてに聴き従うということです。

ただし連続講解という形式が絶対的なわけではなく、大事なのは、与えられる御言葉にひれ伏し聴くという姿勢です。時代や流行に合わせるのではなく、聖書の視点から、時代や流行を解釈するのです。自分の手の中に聖書を置くのではなく、聖書の中に、また聖書の下に自分を置くという姿勢です。

連続講解説教を聞き続ける中で、「この御言葉がきょう与えられるとは」と、意外な喜び、驚き、戸惑いを覚えることは、誰もが経験することです。わたし以上にわたしを知っておられる神は、わたしの思いを超えて、わたしの聞くべき言葉を与えてくださいます。

坂井 孝宏(湘南恩寵教会)