主はダビデと共におられ | サムエル記上 18章

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サムエル記上 18章

主はダビデと共におられ、サウルを離れ去られたので、サウルはダビデを恐れ、ダビデを遠ざけ、千人隊の長に任命した。ダビデは兵士の先頭に立って出陣し、また帰還した。主は彼と共におられ、彼はどの戦いにおいても勝利を収めた。サウルは、ダビデが勝利を収めるのを見て、彼を恐れた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 サムエル記上 18章12節~15節

主はダビデと共におられ

ダビデは戦いのたびに勝利して、戦士の長に任命されました。そのことは兵士やサウルの家臣にも喜ばれ、ダビデは多くの人に愛されました。

たとえばヨナタンは自分自身のようにダビデを愛しました。「主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない」と言ったヨナタン(14章6節)と、主の戦いとしてゴリアトと戦ったダビデには、霊的な深い一致があったのでしょう。

しかし、ダビデが戦いに勝利を重ねて名声を得るにつれ、サウルはダビデに敵意を抱くようになります。「主はダビデと共におられ…たので、サウルはダビデを恐れ」とあり、サウルの恐れの理由は主がダビデと共におられたことでした。サウルは、残念ながら主がダビデと共におられることを素直に喜ぶのではなく、ダビデを殺すことを企むようになります。罪の力に心を捕らえられたのです。

神に対して心を閉ざすとき、人に対するねたみや憎しみに捕らえられてしまいます。神に対して心が開かれている姿勢が大切です。使徒パウロは、「神と和解させていただきなさい」と勧めています(2コリ5章20節)。

望月 信(鈴蘭台教会)