大胆に恵みの座に近づこう | ヘブライ人への手紙 4章

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ヘブライ人への手紙 4章

だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 4章16節

大胆に恵みの座に近づこう

こんな不信仰な歩みをしているわたしが礼拝に出ていいのだろうか、聖餐式にあずかって大丈夫だろうか、などと不安になったことはありませんか。

私たちの信仰の歩みは順調なとき、元気なときばかりではありません。この世の誘惑に負けて、神の前から隠れたくなるようなときだってあります。大きな失敗や罪を犯して、もう神の前に出られない。教会に行けない、と思うようなこともあるかもしれません。しかし、私たちは神の前から隠れることはできないし、神はわたしの罪や弱さをすべてご存じです。そして、わたしの罪や弱さのために、主イエスが十字架にかかってくださいました。

ルカによる福音書15章の放蕩息子のたとえに登場する父は、財産を使い果たし、身を持ち崩した息子の帰りを待ち続けました。心も体もボロボロになって戻ってきた息子の悔い改めの言葉も聞かず、ただただ抱きしめたのです。同じように、神も、私たちのことを待っておられます。ですから、悔い改めの心をもって神のもとへ帰り、神の憐れみと恵みの中で、平安をいただきましょう。

木村 恭子(川越教会)