行くべき道を祈り求めるとき | エレミヤ書 42章

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エレミヤ書 42章

「今、あなたたちはバビロンの王を恐れているが、彼を恐れてはならない。彼を恐れるな、と主は言われる。わたしがあなたたちと共にいて、必ず救い、彼の手から助け出すからである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 42章11節

行くべき道を祈り求めるとき

イシュマエルが総督ゲダルヤを暗殺し、ミツパにいたユダの人びと、また、哀願した10人を除く70人の巡礼者たちを虐殺した後のことです。カレアの子ヨハナンと軍の長たちは、イシュマエルのもとから助け出した人々を連れて、エジプトに向かおうとしていました(41章16、17節)。

このとき、カレアの子ヨハナンとホシャヤの子をはじめ、すべての軍の長と民の全員が、預言者エレミヤを訪ねて、自分たちの行くべき道について答えを求めました。十日たって、主の言葉がエレミヤに臨みました。それは、民の意に反して、エジプトに行かずに、この国にとどまるように命じるものでした。主は、バビロンの王を恐れないように命じて、「わたしがあなたたちと共にいて、必ず救い、彼の手から助け出す」と約束してくださいました。

私たちも、主の御心を求めて祈ります。そのとき、先に自分の考える道を心に図りながら、祈っていないでしょうか。主の御心は、私たちの考えとは違うかもしれません。道のすべてを主に明け渡すとき、主は、私たちに本当に行くべき道を示し、すべてを守ってくださいます。

宮武 輝彦(男山教会)