神の子たちよ、互いに愛し合おう | ヨハネの手紙一 3章

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ヨハネの手紙一 3章

御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。…イエスは、わたしたちのために、命を捨ててくださいました。そのことによって、わたしたちは愛を知りました。だから、わたしたちも兄弟のために命を捨てるべきです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 3章1節、16節

神の子たちよ、互いに愛し合おう

著者の「神の子たち」への教え諭しは続きます。著者は、神の光の中を歩むとは、特に「互いに愛し合うこと」であると語ります。

実際、私たちの人間関係がうまくいくとき、私たちは光の中を歩むように、それによって大きな喜びを与えられると思います。しかし、反対に、人間関係がうまくいかないとき、私たちは闇の中を歩むように、大きな重荷を負い、苦しむのだと思うのです。著者は、「神の子たちが真の交わりの喜びの内に歩んでほしい」という思いで、繰り返し教え諭しています。

そして、著者は、私たちが互いに愛し合う根拠として、神の愛を語ります。それは、第一に、私たちを神の子どもとしてくださった父なる神の愛、第二に、私たちのために、命を捨ててくださった主イエスの愛です。つまり、神が私たちを愛してくださったのだから、私たちも互いに愛し合おう、と言うのです。

私たちの愛には、欠けや破れがあります。しかし、そのような時に、私たちを愛してくださる神の愛、主イエスの愛を、もう一度思い起こし、愛に生きる道へと導かれたいと思います。

佐野 直史(銚子栄光教会)