キリストの教えにとどまる | ヨハネの手紙二

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ヨハネの手紙二

だれであろうと、キリストの教えを越えて、これにとどまらない者は、神に結ばれていません。その教えにとどまっている人にこそ、御父も御子もおられます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙二 9節

キリストの教えにとどまる

イエス・キリストの十字架の愛は、どこまでも愛し、どこまでも受け入れ、どこまでも与える、無条件の愛です。この愛を知った信仰者たちは、主イエスの愛を模範として、互いに愛し合う愛にとどまって歩むように、教えられています。

ところが、教会の中には福音に生きることをせず、キリストの教えと愛に従わない者たちがいました。彼らは、人の姿をした主イエスが神であるはずがないと言って、主イエスの教えに反対しました。これは福音を根底から否定してしまう考えです。

ヨハネは、このような反対者たちを「家に入れてはなりません。挨拶してもなりません」と言って、厳しく戒めました(10節)。生まれたばかりの教会が破壊されてしまうことを、ヨハネは恐れたのです。

福音を曖昧にしては教会の命も真の交わりもありません。聖書を重んじキリストの教えにとどまるとき、私たちの教会は生き生きと喜びに生きることができます。再び来られる救い主イエス・キリストを待ち望む教会として、しっかりと立つことができるのです。

坂本 紀夫