わたしは良い羊飼いである | ヨハネによる福音書 10章11-18節

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ヨハネによる福音書 10章11-18節

わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。…わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。わたしは羊のために命を捨てる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 10章11節~15節

わたしは良い羊飼いである

良い羊飼いである主イエスは、自分の命よりも羊の命を大事にされます。これは十字架の死を示しています。わたしを罪から救うために、わたしに代わって死んでくださった方がおられる。これぞキリスト教信仰のど真ん中です。

命を捨てる理由は、父なる神と主イエスが互いによく知り合っているように、主イエスと私たちもよく知り合っているからだと言われます。「知り合う」とは「愛し合う」ということです。主イエスは私たちと愛の関係を結んでいるとおっしゃいます。しかもそれは、父なる神と御子イエスとの間にある、永遠の決して揺るぐことない愛の関係と「同じである」と言われるのです。これは驚くべきことです。そして限りなく慰め深い言葉です。

わたしのほうでは、命を捨てるほどに主イエスを愛しているだろうかと、愛の貧しさに恥じ入る思いがします。私たちにはこの羊飼いをそこまで愛した覚えはありませんし、愛することもできません。でもそのような私たちのために、主は命を捨ててくださって、愛を教えてくださいました。まず主に愛されること、すべてはそこから始まります。

坂井 孝宏(湘南恩寵教会)