キリスト | マタイによる福音書 16章13-20節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

マタイによる福音書 16章13-20節

イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 16章15節~16節

キリスト

主イエスは弟子たちによって「メシア」と告白されました。それは、「油注がれた者」という意味のヘブライ語で、そのギリシア語訳が「キリスト」です。旧約時代には、預言者、祭司、王に油が注がれ、神の民の中で特別な使命を果たしました。そして、メシアはやがて到来する救い主を指す言葉となりました。

メシアは、特にダビデの血を引く王として期待されました。メシアの到来は、神の国の到来と重なって待望されたからです。しかし、主イエスは、ローマ帝国からの解放といった政治的な願望を実現するメシアではありませんでした。預言者として命の御言葉を語り、祭司としてご自身を贖いの代価として献げ、そして、王として罪と悪の支配を打ち滅ぼしてくだったのでした。

主イエスはキリストとして今も世界と私たちとを治めておられます。このキリストを信じるとき、私たちも聖霊の油を注がれます。そうして、神に召された私たちもまた預言者、祭司、王として、その信仰を告白し、自分自身を感謝のいけにえとして献げ、罪と悪と戦って生きるようになるのです。

石原 知弘(東京恩寵教会)