おとめマリアより生まれ | ルカによる福音書 2章1-21節

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ルカによる福音書 2章1-21節

ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 2章6節~7節

おとめマリアより生まれ

誰もが母の胎から生まれてくるように、主イエスも母マリアの胎から生まれてこられました。それは、聖霊の働きによって、夫ヨセフと一緒になる前に生まれるという特別な誕生でしたが、その特別さは、まことの神である方がまことの人として世に来られたということを証しするものでした。

主イエスはダビデの子孫としてベツレヘムでお生まれになりました。しかし、主は地上の王のようにではなく、貧しい飼い葉桶に寝かせられました。神は御子を、「律法の下に生まれた者としてお遣わしに」なったのです(ガラ4章4節)。律法を与える神であられる方が、律法に従い、律法の呪いを受けるべき罪人の一人のようになってくださいました。それは、私たち罪人を贖い出し、神の子とするためでした。

母マリアもまた、その救われるべき罪人の一人でした。そして、誰よりも最初に、「お言葉どおり、この身に成りますように」と言って、この神の救いを受け入れた人でした(ルカ1章38節)。私たちも同じように、まことの人となられたキリストの恵みを受け入れるのです。

石原 知弘(東京恩寵教会)