聖霊を信ず | 使徒言行録 2章1-13節

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使徒言行録 2章1-13節

すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 2章4節

聖霊を信ず

キリストが天に昇られた十日後、弟子たちの上に聖霊が注がれました。使徒信条は、父なる神と子なる神キリストに続き、聖霊なる神への信仰を告白します。聖霊によって、キリストは私たちと共にいてくださいます。そして、この聖霊が、聖なる公同の教会を生み出し、信じる者に罪の赦しを与え、身体のよみがえりと永遠の命を約束してくれます。

聖霊は、特に弟子たちの言葉を新たにしました。弟子たちはキリストの福音を力強く語り始めました。そして、その言葉は聖霊の働きによって書き留められて、すでにあった旧約の言葉と共に聖書として成立していきます。弟子たちが「ほかの国々の言葉」で語り出した福音は、今は世界中の言葉に翻訳された聖書を通して伝えられていくのです。

私たちは、日々この聖書の言葉に親しみ、その恵みに生かされていきます。そして、弟子たちと同じように聖霊の力によって福音を語ります。そうして、多くの人たちが、「聖霊による喜びをもって御言葉を受け入れ」ることになるのです(1テサ1章6節)。

石原 知弘(東京恩寵教会)