一つ一つ忠実に果たして生きる | 列王記上 6章

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列王記上 6章

第8の月に神殿はその細部に至るまで計画どおりに完成した。その建築には7年を要した。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記上 6章38節

一つ一つ忠実に果たして生きる

ソロモン王がエルサレム神殿に着手したのは、彼がイスラエルの王になって4年が経ってからのことでした。聖書は、事細かくエルサレム神殿の建築過程について記しています。神殿の天井や主の契約の箱が安置される至聖所はおもにレバノン杉で造られたとか、それぞれの寸法などが事細かく記されています。そして、完成に至るまで計画どおりに実行されたことを記し、その建築には7年を要したとも記されています。

ここに記されていることは、単に神殿を建てたという記録ではなく、神の計画どおりに着々と行われてきた記録です。この神殿建築は神の導きのもとに行われたのです。それは、神殿建築の記述の中心に神の託宣が記されていることから分かります(11~13節)。

ソロモンをはじめとするイスラエルの民は、神の計画に忠実に応えています。イスラエルの民は、7年という時をとおして、その務めを忠実に果たし続けてきたのです。そこに彼らの生きざま、信仰を見ることができます。

私たちはきょうも主に心を向けて、委ねられた務めを一つ一つ忠実に果たして、喜びをもって主と共に生きていきましょう。

潮田 祐(盛岡伝道所)