唯一の神との交わり | 列王記上 8章

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列王記上 8章

ソロモンは、イスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、両手を天に伸ばして、祈った。「イスラエルの神、主よ、上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記上 8章22節~23節

唯一の神との交わり

神殿奉献に際してささげられたソロモンの祈りは、祈りが誰に向けられているのかをはっきりと告げる言葉から始まります。「上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません」。神はほかに類を見ない方、唯一のご存在です。イスラエルをエジプトから導き出し(16節)、私たちを滅びから救い出し、永遠の命へと導くことのできる唯一のお方です。

祈りとは、自分の心の中を巡る独り言ではありません。主イエス・キリストを通しての唯一の神との交わりが実現している時です。

ソロモン王が両手を天に上げたように、私たちの心を天におられる唯一の方へと高くあげる時です。私たちの目を、唯一の神が与えてくださる恵み、天の希望へと向ける時です。

イスラエルの民は、「すべての恵みの御業を喜び祝い、心晴れやかに自分の天幕へと帰って」行きました(66節)。

神はきょうも、祈りを通して私たちとの交わりを与えてくださいます。救いを与える唯一の神との交わりこそが、私たちの心を照らし、私たちを喜びの旅路へと遣わします。

大宮 季三(横浜中央教会)