神殿にかくまわれた王子 | 列王記下 11章

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列王記下 11章

人々はヨアシュをアタルヤからかくまい、彼は殺されずに済んだ。こうして、アタルヤが国を支配していた6年の間、ヨアシュは乳母と共に主の神殿に隠れていた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記下 11章2節~3節

神殿にかくまわれた王子

ユダの王アハズヤの母アタルヤは、アハブの娘であり、ユダにおけるバアル礼拝の主導者でした。彼女は息子アハズヤが死んだのを見て、ただちに王族をすべて滅ぼそうとします(1節)。

しかし、アハズヤの姉妹で祭司ヨヤダの妻ヨシェバが、王子のひとりヨアシュをひそかに連れ出して神殿に隠し、6年間かくまいました。やがて祭司ヨヤダの働きにより、ヨアシュが王として立てられ、アタルヤは排除されます。彼らはユダがバアルによって汚されていることを憂いて、重要な場面で適切な行動を取ったのです。

こうして神はダビデ王家を断絶の危機から守り、ユダからバアルを取り除かれました。神はダビデ王家に関する契約を守り、御自分の民に、罪が取り除かれたことによる平穏をお与えになりました。その際、神殿が大きな役割を担いました。

今、私たちは主の教会で罪の赦しによる平穏を与えられています。なおも弱さや破れがありながら、その信仰に立つとき、大切な場面で主に従って生きる判断と行動へと導かれます。

金原 義信(豊明教会)