恵み深い主の御名 | 詩編 135編

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詩編 135編

ハレルヤ。
賛美せよ、主の御名を
賛美せよ、主の僕らよ
主の家に
わたしたちの神の家の庭に居並ぶ人々よ。
主を賛美せよ、恵み深い主を。
喜ばしい御名をほめ歌え。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 135編1節~3節

恵み深い主の御名

詩編の御言葉は、信仰者の祈りの模範です。ハレルヤに始まり、ハレルヤに終わるこの詩は、礼拝に集う会衆に、生きる主なる神への賛美を促します。詩人は、イスラエルを「ご自分の宝」(4節)として選び出された、慈しみ深く、恵みに溢れた神の御名を賛美します。

詩人は、世界のすべてを創造し、御心のままに支配される御力(6、7節)、そして歴史を通じてイスラエルの民を救い、守り導かれた御業を賛美します(8~12節)。その力は今を生きる私たちにも及びます。

御言葉を通して示された神は、生きておられます。地上に形作られた偶像とは異なり、ご自分の民の歩みに伴い、守り導かれるお方です。私たちの生きる世界に、神の力の及ばないところはなく、その支配が終わることはありません。

慈しみ深い主の御名が賛美されるところに、神の民の喜びがあります。試みの中でも、恵み深い主は信仰者の歩みを支えるお方です。

1週間の旅路を終えて、主に仕える信仰の民は、再び神の御名が賛美される、礼拝へと招かれます。恵み深い主の御名を、共に賛美する喜びの日を目指して、きょうという日を歩みましょう。

長谷部 真(堺みくに教会)