わたしが武器を執る日 | 詩編 140編

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詩編 140編

主よ、わたしの神よ、救いの力よ
わたしが武器を執る日
先頭に立ってわたしを守ってください。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 140編8節

わたしが武器を執る日

これは、自分との戦いの歌です。「さいなむ者」「不法の者」「主に逆らう者」「傲慢な者」「わたしを包囲する者」とは、決して他人のことではありません。自分の中の、主に逆らう性質のことを言っている、と思ってお読みになってみてください。

私たちが進路や仕事で悩み、人間関係に悩み、生涯これらにさいなまれるのには、やはり私たちの心に原因があるのです。主を信じている、と言いながら、御言葉に従い得ていない、私たちの中の「不法の者」「傲慢な者」が、未だに生き続けているからです。

だからこそ8節の祈りがあります。私たちがここで執る武器とは、他人を討ち滅ぼすための槍や刀ではありません。エフェソ書6章で言われている「神の武具」です。とりわけ「霊の剣、すなわち神の言葉」です(17節)。

「神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです」(ヘブ4章12節)。私たちがこの武器を執るとき、主が先頭に立ち、確かな救いを与えてくださいます。

教育機関誌 委員会