エステルを王妃にした神の御計画 | エステル記 1-2章

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エステル記 1-2章

王はどの女にもましてエステルを愛し、エステルは娘たちの中で王の厚意と愛に最も恵まれることとなった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エステル記 2章17節

エステルを王妃にした神の御計画

エステル記は、ユダヤ人のエステルがペルシアの王クセルクセスの王妃になった物語です。

第1章には、クセルクセス王が盛大な宴会を催したこと、酒で上機嫌になった王が王妃ワシュティの美しさを高官たちに見せるために召し出したが、王妃が拒んで来なかったことが記されています。このことは、王と高官たちにとって大問題でした。王妃が王の命令に従わないならば、そのことを聞いた女たちが、自分の夫を敬わないようになるかも知れないと言うのです。そのようなことがないように、ワシュティを王妃の位から退け、より優れた他の女に与えることが王の勅令として発布されます。

第2章には、新しい王妃を選ぶために国中の美しいおとめが集められたことが記されています。ベニヤミン族のモルデカイの養女であるエステルも強制的に連れて行かれます。国中の美しいおとめたちが、12か月の美容の期間を過ごして、さらに美しさに磨きをかけて、王の前に立ちます。王は他の誰にもまさってエステルを愛しました。王は、エステルの頭に王妃の冠を置き、ワシュティに代わる王妃にしました。そして、そこには、エステルがまだ知らない神の御計画があったのです。

【祈り】

神よ。私たちの人生には、私たちの知らないあなたの御計画があることを感謝いたします。

村田 寿和(羽生栄光教会)