伝道旅行(3)祈りに励まされ | 使徒言行録 19-20章

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使徒言行録 19-20章

このように話してから、パウロは皆と一緒にひざまずいて祈った。人々は皆激しく泣き、パウロの首を抱いて接吻した。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 20章36節~37節

伝道旅行(3)祈りに励まされ

パウロは第三次伝道旅行の最中、エフェソに3年間、滞在しました。その期間、ユダヤ人の会堂や、ティラノという人の講堂で御言葉を語り続け、また、主はパウロの手を通して奇跡を行われました。その奇跡によって、神の力がエフェソの人びとに示されたのです。エフェソの後、パウロはギリシア世界に渡り、最終的にエルサレムに行くことを決心します。

聖霊のお告げによって、エルサレムで苦難が待ち受けていることをパウロは知っていました(20章23節)。しかし、彼にはエルサレムに行かないという選択肢がありませんでした。それは、いずれローマに行って福音を宣べ伝えるという強い確信があったからです(19章21節)。

確信だけでなく、イエスの名を証しすることさえできれば命を落としても構わないという強い覚悟も持ち合わせていました(20章24節)。

パウロはエフェソ教会の長老たちを呼び寄せ、お互い涙を流しながら、共に祈りました。使徒言行録は主にある交わりを丁寧に書き留めています。パウロという大伝道者も、祈りと交わりによって支えられました。これこそが私たちに力を与えます。祈りに励まされ、パウロはいざローマを見据えて、エルサレムへ出発します!たとえ大きな苦難があろうとも。

【祈り】

神様。あなたは私たちに主にある交わりを与えてくださいました。友のために祈る信仰をお与えください。

高内 信嗣(山田教会)