長老たちによる按手の賜物 | テモテへの手紙一 3-6章

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テモテへの手紙一 3-6章

あなたの内にある恵みの賜物を軽んじてはなりません。その賜物は、長老たちがあなたに手を置いたとき、預言によって与えられたものです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 4章14節

長老たちによる按手の賜物

改革派教会では、新しく教師が誕生するとき、中会で教師と長老たちによる按手という儀式が執り行われます。この教師を聖霊によって守り導き、その務めを忠実に果たすことができるよう助けてくださいと、主に委ねるためです。わたしもそのようにしていただき、大勢の長老たちの手の重さをずっしりと受けとめました。そうして各教会・伝道所へ派遣され奉仕の業に当たることが許されます。大先輩のパウロもそのようにして使徒の務めに就き、そしてテモテもまた伝道者の務めに就いたのです。

ここには、伝道者の働きが個人的・自分都合によるのではなく、キリストの委託を受けての共同的・健徳的な教会の業なのだということが表されています。頭であるキリストの御旨に適い、主の求めに従ってでなければ何の意味もありません。

牧師の説教について、以前は孤独な辛い修養のように受け止めていました。しかし、例えば説教塾での共同研鑽の機会を与えられ、同労者、仲間と励むことで、共同体の言葉に気づかされていきました。共に祈り、共に奉仕し、共に仕え合うことを通して、キリストの御業は豊かに確かに実現していきます。中会の働きと各個教会の働きが一つに結ばれて、聖霊の豊かな実を結びますように。

【祈り】

どうか私たちを助け励まし、諸教会・伝道所を強めてください。中会が良き支えとなりますように。

山下 朋彦(平和の君伝道所)