神の安息にあずかるように | ヘブライ人への手紙 3-6章

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ヘブライ人への手紙 3-6章

だから、わたしたちはこの安息にあずかるように努力しようではありませんか。さもないと、同じ不従順の例に倣って堕落する者が出るかもしれません。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 4章11節

神の安息にあずかるように

厳しい言葉は嫌われます。それを知りつつ語る理由があります。

昔、神の民は神の憐れみを受け、約束の地を目指して出エジプトしました。けれども荒れ野の途上で神に反逆した人たちは約束の地に入れませんでした。カナンの地より遙かに優る安息がキリスト者に約束されています。厳しく語るのは、昔の不従順の例に倣って堕落する危険があったからです。幸いにも、神の安息にあずかる約束は続いています。ですから、この安息にあずかるように努力しようと招きます。

第一の勧めは、神の言葉を畏れをもって聴くことです。神の御前にはすべてのものが裸です。神の言葉は福音です。第二の勧めは、大胆に恵みの座に近づくことです(4章16節)。本当に幸いな招きです。

私たちには栄光の大祭司が与えられています。同情なんか要らない、だれも私の苦しみを分からない、と思わないでください。主イエスは私たちと同じように試練に遭われたからです。私たちの弱さ、欠け、罪もご存じです。私たちの罪の解決のために、十字架という極限の試みを耐え忍ばれ、勝利して、死者の中から復活されました。私たちを真実に思いやる大祭司イエスです。

【祈り】

素直な心で御言葉に聞き、主にすべてを打ち明けて生きる者とならせてください。

西堀 則男