最初のしるし「喜び」 | ヨハネによる福音書 2-4章

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ヨハネによる福音書 2-4章

イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 2章11節

最初のしるし「喜び」

主イエスが弟子たちを連れて始められた伝道の働きの最初の出来事です。主イエスは弟子たちを連れて、ガリラヤのカナで結婚式に出席されました。そこで、振る舞われるはずのぶどう酒が足りなくなってしまいましたが、主イエスは水をぶどう酒に変えられます。

ヨハネ福音書は、この主イエスの御業を「最初のしるし」と呼んでいます。神がこれから行おうとなさっている救いの御業、神の栄光がどのようなものなのかが、この最初のしるしによって示されています。

病人をいやし、死者を生き返らせる、というような人の目を惹くような大きなしるしではありません。主イエスが行われたしるしの中ではとても小さなしるしでしょう。しかし、このような御業が最初のしるしとして行われたことに心惹かれます。

カナの婚礼の出来事は結婚式の式文の祈りでも触れられています。結婚という極めて人間的な出来事、そこで最初のしるしが行われたのです。主の救いは私たちの生活と深く関わっていることを示しています。また何よりも結婚式は「喜び」をあらわします。このことによってこれから主がなさる御業の中心にあることが何よりも「喜び」であることが示されています。ハレルヤ

【祈り】

主イエスよ、感謝します。あなたの救いの御業は、私たちにこの上ない喜びを与えるものだからです。

橋谷 英徳(関キリスト教会)