中央におられるキリスト | ヨハネの黙示録 1章

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ヨハネの黙示録 1章

わたしは、語りかける声の主を見ようとして…振り向くと、7つの金の燭台が見え、燭台の中央には、人の子のような方がおり、…
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 1章12節~13節

中央におられるキリスト

ヨハネは、神の言葉と主イエスの証しのゆえに流刑にされたパトモス島で、よみがえりのイエスが王として高く上げられている幻を見ました。

ヨハネが振り向くと、7つの金の燭台が見え、燭台の中央には、人の子のような方がおられました。それは、ヨハネに大きな喜びをもたらしました。かつて、その胸もとに寄りかかったことのある主イエス、まぎれもなくあの主イエスです。しかも、地上で辱めを忍ばれた日々の主イエスではなく、荘厳なお姿でおられます(12~16節)。だから「人の子のような方」と書かれています。

7つの金の燭台は7つの教会を指します(20節)。7は完全を象徴するので、7つの燭台は、世の終わりに至るまでの全教会を指すと考えられます。その中央に主イエスがおられます。主は、いつも私たちと共におられます。

ヨハネの黙示録は、いつ世界が終わるかについての秘密の暗号めいた予言ではありません。世の歴史、とりわけ教会の歴史に関わる神のご計画の啓示です。それを、主イエスがヨハネを通して教会にお示しになりました。黙示録によって、主イエスは、悪の力と戦っている教会、迫害を受けて苦しんでいる私たちキリスト者に助けと慰めを与えてくださいます。

【祈り】

主よ。あなたを慕いあなたにお従いする私たちに、黙示録の言葉を通して慰めと励ましをお与えください。

小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)