聖徒の祈りは確かに聞き届けられる | ヨハネの黙示録 6章-8章5節

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ヨハネの黙示録 6章-8章5節

…この天使に多くの香が渡された。すべての聖なる者たちの祈りに添えて、玉座の前にある金の祭壇に献げるためである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 8章3節

聖徒の祈りは確かに聞き届けられる

6章からは、7つの封印、7つのラッパ、7つの鉢について記されています。そのどれもが、正義に溢れる神の国が、天にあるように、この地上にも到来することを描いています。

小羊が第五の封印を開いたとき、神の言葉と自分たちがたてた証しのために殉教した聖徒の魂を、ヨハネは祭壇の下に見ました。彼らは「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか」と大声で叫びました(6章10節)。彼らの祈りは聞かれないかのようです。

しかし、小羊が第七の封印を開いたとき、金の香炉を持った天使が祭壇のそばに立つと、香の煙は天使の手からすべての聖なる者たちの祈りと共に神の御前へ立ち上りました(8章1~4節)。この香の煙は、地上で迫害を受けているご自身の教会のための、救い主による天上での執り成しを意味します。その執り成しによって彼らの祈りを聞き入れられ、神は地に裁きを下されます。

迫害と艱難のただ中で祈る聖徒たちの祈りは、救い主の執り成しをいただいて、天において確かに聞かれます。私たちの祈りも必ず聞かれます。そのことを確信して、きょうも祈りを篤くする一日となりますように。

【祈り】

主よ。聞かれているか分からないと思える祈りも、あなたが確かに聞き届けてくださっていることを感謝します。

小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)