主の教えを愛する人の祝福 | 詩編 1編

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詩編 1編

その人は流れのほとりに植えられた木。
ときが巡り来れば実を結び
葉もしおれることがない。
その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 1編3節

主の教えを愛する人の祝福

幸せでありたい。これは誰もが追及してやまない目標です。けれども、「何が幸せなのか」と改めて考えると、答えは思うほど簡単ではありません。生活に困らないお金があること、健康であること、仲間や家族がいること、事業に成功すること、いろいろな幸せの形はありますが、それらをすべて手に入れても、なお幸せを感じないということもあります。

きょうの詩編は「いかに幸いなことか」と始まります。「歩まず」「とどまらず」「座らず」と否定の形で、祝福から遠ざかる生き方をまず戒めます。神に逆らう者の計らいに従って歩まないこと、罪ある者の道にとどまらないこと、傲慢なものと共に座らないこと、これは神の祝福にあずかって幸いを得る基本です。悪に歩んでいた者がその場にとどまり、ついには座り込んでしまう様子が目に浮かびます。しかし、何かをしないこと以上に大切なのは、主の教えを積極的に愛し、覚えるほどに口ずさみ、心にその教えを刻むことです。

私たちは神の御心を完全には行うことができない罪人です。しかし、この罪人がどう神に立ち帰るかをも神は教えてくださいます。神に受け入れられて、そのもとで過ごすとき、他では手に入れることができない祝福を手に入れることができるのです。

【祈り】

あなたの教えに心を留めさせてください。あなたの祝福によって繁栄を楽しませてください。アーメン

山下 正雄(RCJ メディア・ミニストリー)