罪を告白し神の憐れみにすがる | 歴代誌上 21章

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歴代誌上 21章

「大変な苦しみだ。主の御手にかかって倒れよう。主の慈悲は大きい。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 21章13節

罪を告白し神の憐れみにすがる

イスラエルは周辺諸外国との戦いに勝ち、力を得ていきました。王であるダビデの気持ちは高揚していたことでしょう。その機会を「サタン」は用います。ダビデにイスラエルの人口を数えさせるのです。

国の状態を把握することは妥当なことです。神ご自身がモーセに人口調査を命じられたこともありました。しかし、ダビデの行なったこの人口調査は「悪」でした。彼の心のうちに神ではなく自分に栄光を帰そうとする高ぶりがあったのでしょう。

そのことを示されたダビデは「わたしはこのようなことを行って重い罪を犯しました」と告白しますが、神から、3年間の飢饉か、3か月間の敵による蹂躙か、3日間の疫病の後の破滅か、その内のひとつを選ぶようにと迫られます。そのとき、彼はこう言いました。「主の御手にかかって倒れよう。主の慈悲は大きい」。

ダビデが自らの罪の大きさにおののいているうちに、主の御手によって疫病がもたらされ、多くの人が倒れました。しかし、次に御使いが滅びの手を伸ばすのを神はご覧になって、それを制止なさいました。神は、イスラエルとの契約に忠実であろうとされたのです。ダビデが叫んだように「神の慈悲は大きい」のです。

【祈り】

日々罪を犯す私たちですが、その罪を真摯に告白し、あなたの憐れみにすがる者とならせてください。

常石 召一(大阪教会)