神の三大賜物(3)愛 | コリントの信徒への手紙一 13章

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コリントの信徒への手紙一 13章

それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 13章13節

神の三大賜物(3)愛

きょうは、最も大きな賜物である愛について思い巡らしましょう。

信仰(信頼)と、希望(期待)と、愛の賜物とは、将来、終わりの日に復活の体を与えられ、最後の審判を経て神の国に入れられても、私たちに残っています。

ところで、愛の実践は、主イエスに聖霊によって結ばれて与えられる賜物であり、主イエスへの信頼に基づくものです(ガラ5章5節)。すると、主イエスへの信頼こそが最も大いなるもののように思います。しかし、愛が聖霊の結ぶ実の中でも筆頭にあげられているように(同22節)、愛は最も大いなるものです。それは、愛が主なる神の本質そのものだからでしょう(1ヨハ4章8節)。ですから、決して滅びません(1コリ13章8節)。また、愛なくして、神からの他の賜物はすべて無に等しく、私たちに何の益もないからでしょう。それゆえにパウロは、コロサイの信徒への手紙の中では「愛はすべてを完全に結ぶ帯です」(3章14節、聖書協会共同訳)とも記しています。

主イエスに結ばれて与えられる愛によってこそ、私たちの実践は、帯が衣服を整えるように整えられて、教会や世界に役立つものとされます。この愛をこそ主イエスに祈り求めましょう。主イエスこそ愛の無尽蔵の源泉ですから。

【祈り】

主イエスよ、愛のない私たちに、あなたの愛をください。アーメン

長谷川 潤(四日市教会)