その名声は遠くにまで及んだ | 歴代誌下 26章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

歴代誌下 26章

神を畏れ敬うことを諭したゼカルヤが生きている間は、彼も主を求めるように努めた。彼が主を求めている間、神は彼を繁栄させられた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 26章5節

その名声は遠くにまで及んだ

ウジヤ王はたいへん優れた王でした。外に向かっては、近隣諸国を平定し、貢ぎ物を献上させます。内に対しては、荒れ野の開拓をはじめ農業生産を飛躍的に向上させ、また、国の守りを強固にしました。

勢力を増し加えた彼の名声は、いつしか遠くにまで鳴り響くようになります。そして、これらすべての祝福は、彼が主の目にかなう正しいことを行っていたからこそ与えられていたものでした。

ところがウジヤ王も、主に背く大失敗をしてしまいます。その原因は父アマツヤと同じく傲慢の罪でした。ウジヤは御怒りを受け、重い皮膚病によって打たれます。そしてこの病のゆえに、彼は王宮を出て、隔離された家に住まなくてはなりません。

痛ましいことですが、主は彼を生涯癒されませんでした。しかし、この後の彼への評価はまことに温かいのです。ウジヤは「主の目にかなう正しいことをことごとく行った」(27章2節、26章4節)。

地上にある間、やってしまったことの責任は負わなければなりません。しかし、「キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはありません」(ロマ8章1節)。主の赦しの恵みに感謝し、御声に従って参りましょう。

【祈り】

主よ。私たちを思い上がりの罪からお守りくださり、祝福の道を歩む者としてください。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)