生ける神への道である主イエス | ヨハネによる福音書 14章1-14節

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ヨハネによる福音書 14章1-14節

イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 14章6節

生ける神への道である主イエス

主イエスは、御自分の最後が近いことを知り、弟子たちと最後の食事をされました。イエスは、弟子の一人であるイスカリオテのユダが自分を裏切るであろうこと、それによって自分は世を去るであろうということ、弟子の筆頭であるペトロが自分を否認するであろうことなどを話されました。主イエス・キリストが弟子たちから離れていくことは、彼らに大きな不安と動揺を与えます。主イエスは、弟子たちを励まされます。「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい」(1節)。

主イエスが、彼らから離れて行くことは、彼らのためでした。主が、去ることは落胆すべきことではなく、彼らが神と共に住み、神を永遠に喜ぶために場所を用意するためでした。その用意ができれば彼らを迎え入れると約束されます。主イエスの言葉は大きな希望と勇気を与えます。

「わたしがどこへ行くのか、その道をあなたがたは知っている」との言葉に、トマスは、「主よ、どこへ行かれるのか、わたしたちには分かりません」と言いました。主イエスは、ご自身が父のみもとへ至る唯一の道であり、主イエス以外に父に至る道、父を知る道はないと言われます。

私たちは受肉された永遠の言である主イエスによってのみ神の栄光と真理を理解することができます。

【祈り】

私たちのために、命の道となってくださった主の御業に感謝します。

久保 浩文(松山教会)