それでも神の御心が為されていく | ヨナ書 1章

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ヨナ書 1章

「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨナ書 1章2節

それでも神の御心が為されていく

神は、「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ」と預言者ヨナに言われました。神はニネベの町の人たちが悔い改めるようにヨナを遣わされたのでした。しかし、ヨナは神の命令に従わず、タルシシュ行きの船に乗ってしまいました。この時のヨナの心境は、これから先を読んでいくと分かるのですが、神があの大都市ニネベの町に憐れみ深く振舞われるのがどうしても嫌だったようです。自分は、神が憐れむニネベの町にいたくない、というヨナのエゴが強くありました。それでヨナは、神の命令に従わず、タルシシュの町に向かって逃げてしまうのでした。

ヨナが船に乗ると、神は大風を起こされます。そこで、乗組員たちとくじを引くことになり、それがヨナに当たってしまいます。ヨナは、神の前から逃げてきたことを白状し、自分の手足を縛って海に投げ込めば、海は穏やかになる、と言います。そして、ヨナを海に放り込むと、荒れ狂っていた海は静まりました。

ヨナは神の御心に逆らいましたが、神が自らの力でご自身の御心の道へとヨナを導かれていきます。私たちの思いが成るのではなく、神の御心が必ず成るということを心に留めて、主に従い、主をほめたたえて生きていきましょう。

【祈り】

どうか、主よ。私たちの生きる道を示してくださり、私たちがそれに従えますように。

潮田 祐(盛岡伝道所)