きょう語られる掟と法 | 申命記 5章

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申命記 5章

モーセは、全イスラエルを呼び集めて言った。
イスラエルよ、聞け。今日、わたしは掟と法を語り聞かせる。あなたたちはこれを学び、忠実に守りなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 5章1節

きょう語られる掟と法

昔ホレブにてイスラエル共同体は、モーセをとおして掟と法の要約である十戒が与えられました。ヨルダン川の東、モアブの地で掟と法が授けられる40年前のことです。

今、約束の地を前にして、あらためてモーセは、全イスラエルを呼び集めて語ります。「主はこの契約を我々の先祖と結ばれたのではなく、今(きょう)ここに生きている我々すべてと結ばれた」と(3節)。ここモアブの地で、ホレブ(シナイ山)で結ばれた40年前の契約が、あらためて更新されます。しかし、その契約の更新は、新たな契約ではありません。40年前のあの契約をもう一度再確認するための契約更新です。

こうして、40年前と同様、十戒を主はモーセをとおして授けます。同じ十戒ですが、第四戒(安息日)では、贖い出された事実が強調されます。「あなたがたはかつてエジプトの奴隷状態であったが、そこから神が導き出された。この事実を思い起こすためにも、安息日を守るように」と。

私たちは、主イエスによって、まことの出エジプトが与えられました。主の日は、罪と悪魔、死の恐怖の支配からの解放を思い起こす契約更新の時です。毎週私たちは、「今、きょうの出来事」として、主イエスによる確かな救いの約束を思い起こします。

【祈り】

主イエスによる確かな救いにあずかっている事実を主の日ごとに、あらためて再確認させてください。

芦田 高之(新浦安教会)