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箴言2章
「神を知ることに到達する」


銀を求めるようにそれを尋ね
宝物を求めるようにそれを捜すなら
あなたは主を畏れることを悟り
神を知ることに到達するであろう。
(箴言 2章4節~5節)

 古代近東ではかつて金よりも銀のほうが価値あるものとされた時代がありました(イザ55章1節参照)。人間が人間として生きるために求めるべきもの、欠かすことができないものは、富でも名声でもなく、「主(ヤハウェなる神)を畏れる」ことです。これこそが人間が獲得すべき最も価値のあることです。というのは、「ヤハウェなる神を畏れる」ところに、人間が生きる本来の姿に戻ることができる糸口があるからです。

 人間にとって最も不幸なことは、主、ヤハウェなる神を知らずに生きることです。生きておられる神を畏れる、神を自分の目の前に置く、神をきちんと認めるときに、神を知ることになります。「神を知ることに到達する」とは、ただ知識として知るだけでなく、畏れ敬うべきお方として「神を知るに至る」ということです。

 愛と赦しに基づく深い関係に私たちを入れてくださる主、ヤハウェなる神を知ること、そこに永遠の命があります。「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです」(ヨハ17章3節)。

三野 孝一

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