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ダニエル11-12章
「終わりまで自分の道を行け」


「終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。時の終わりにあたり、お前に定められている運命に従って、お前は立ち上がるであろう。」
(ダニエル 12章13節)

 世の終わり、死の後についての御言葉を聞いたとき、老いたダニエルはなお問いました。「主よ、これらのことの終わりはどうなるのでしょうか」。このとき、御言葉を聞いても理解できなかったとも言っています(12章8節)。ダニエルという人はとても正直な人です。

 私たちも、信仰生活を何年送ってもわからないこと、理解できないことが残るのではないでしょうか。とりわけ世の終わりや、復活についての御言葉は理解しにくいかもしれません。

 しかし、そこで聖書は「終わりまでお前の道を行きなさい」と言います。十分にはわからないことがあってもよいのです。それでも主に信頼し、委ねて信仰の道を行ってよいのです。主の救いは、私たちがすべてを自分の手の中に入れることはできません。それほどに広くて、大きいものです。

 「あなたは終わりまで自分の道を行け。そして、憩いに入れ。あなたは終わりの日に、あなたの受ける分を得て立つであろう」(聖書協会共同訳)。死は終わりではなく始まりです。そこで永遠の命が与えられます。

橋谷 英徳(関キリスト教会)

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