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エレミヤ35章
「主の神殿に来るように」


「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしは、ユダとエルサレムの全住民に対して予告したとおり、あらゆる災いを送る。わたしが語ったのに彼らは聞かず、わたしが呼びかけたのに答えなかったからである。」
(エレミヤ 35章17節)

 ここで主は、ユダとエルサレムの全住民に「あらゆる災いを送る」と言われます(17節)。どうしてこれほどの厳しい言葉が伝えられなければならなかったのでしょうか。それは預言者を通して何度も主の言葉が与えられたにもかかわらず、それに聞き従わなかったからです。

 それに対してレカブ人のことが語られるのは、彼らには聞き従う、命令に従う姿勢がはっきりとしていたからです。彼らの場合、それは父祖の命令に従うことでしたが、19節にあるように「わたしの前に立って仕える」、その姿勢があったからです。

 主があえてレカブ人のこの姿勢を示したのは、愛する民を悔い改めに導くためです。その思いを主は預言者を通して、具体的な状況を使って示されました。そして、聖書を読む私たち一人ひとりにも、時を越えて、それぞれの状況の只中で、主はその思いを今も語っておられます。

 「悔い改めよ。天の国は近づいた」と主イエスは語り始めました(マタ4章17節)。それは私たちを愛しているからこその招きです。悔い改めるようにと、きょうも主イエスは語りかけています。

風間 義信(仙台教会)

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