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マルコ9章2-9節
「これはわたしの愛する子。これに聞け」


すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」弟子たちは急いで辺りを見回したが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが彼らと一緒におられた。
(マルコ 9章7節~8節)

 主イエスは、ご自分の受難と復活について教えられてから6日の後に、弟子の中から、ペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られました。そこで弟子たちが目にしたのは、栄光の光に輝く主イエスが、エリヤとモーセと共に語り合う姿でした。

 理解を超える出来事を前に、ペトロは、三つの仮小屋を建てるよう申し出ます。それは主の栄光の姿を地上に留め置くためでした。しかし、神の子の栄光の前には、6日前に告げられた、人の子の受難の死と復活があることを、弟子たちは理解できません。彼らが本当の意味で理解したのは、主イエスが死者の中から復活されたときです。

 主イエスの栄光の姿を前に驚く弟子たちに、主なる神は、天から「これはわたしの愛する子。これに聞け」と命じられます。主なる神は、ご自分の最愛の子を、遣わされました。それは、主の言葉に聞く私たちが、救い主の言葉に新しくされ、神の栄光を仰ぐ者へと変えられるためです。

 主の日のきょう、救い主の御言葉に共に聞き、新しく、神の栄光を仰ぐ者として歩んでいきましょう。

長谷部 真(堺みくに教会)

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