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詩編97編
「光を種蒔き、喜びを種蒔く」


神に従う人のためには光を
心のまっすぐな人のためには喜びを
種蒔いてくださる。
(詩編 97編11節)

 主イエスが語られたたとえ話の中に「種を蒔く人のたとえ」があります。主が御言葉という種を私たちの内に蒔いてくださる。すると、その種には力があるので、種が留まっている人たちの人生の中で、その御言葉が豊かに実を結ぶという教えです。

 同様に、ここにも「種を蒔いてくださる神」のお姿が歌われています。神に従う人のために光を種蒔いてくださる、心のまっすぐな人のために喜びを種蒔いてくださる、神のお姿です。だから「神に従う人よ、主にあって喜び祝え。聖なる御名に感謝をささげよ」(12節)。すでに光を種蒔いたぞ、喜びを種蒔いたぞ、と呼びかけるのです。

 未だこの世は暗闇かもしれません。悲しみが多い歩みかもしれません。しかし、すでに光が種蒔かれ、喜びが種蒔かれています。芽を出すまで、もうしばらくの間、暗く冷たい土の中でその時をじっと待ちます。

 主イエスはおっしゃいました。「あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる」(ヨハ16章20節)。私たちは、種がやがて芽を出す時を、今か今かと待ち望みます。

小橋口 貴人(那加教会)

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