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詩編100編
「感謝の賛歌」


感謝の歌をうたって主の門に進み
賛美の歌をうたって主の庭に入れ。
感謝をささげ、御名をたたえよ。
主は恵み深く、慈しみはとこしえに
主の真実は代々に及ぶ。
(詩編 100編4節~5節)

 旧約時代の礼拝者たちの姿が目に浮かびます。神を礼拝するため、各地からはるばるエルサレムの神殿を目指してやって来た多くの人たちの姿です。彼らは、いよいよ神殿が見えてくると喜びを覚え、ついに、感謝の賛美を歌いながら神殿の門をくぐったのでしょう。

 神への礼拝は、感謝であり喜びです。たった5節から成る短い詩の中に、「感謝」、「喜び」という言葉が3回ずつ使われています。そして、その「感謝」と「喜び」は、私たちが人格的に、また知的に「主を知る」ことにより生じる感情であることが教えられます。「知れ、主こそ神であると」。

 神がどのようなお方であるのか。私たち人間とは何者であるのかを知れば知るほど、御前に進み出る私たちの心は「感謝」と「喜び」に満たされます。私たちは、礼拝の中で、神の御言葉によって、今まで知らなかったことを学び、あやふやだったことを整理し、よく知っていた事柄であっても、それを再確認して、さらに神に近づくのです。

 賛美の歌をうたって神殿の門をくぐった人びとと声を合わせましょう。「主は恵み深く、慈しみはとこしえに、主の真実は代々に及ぶ」と。

小橋口 貴人(那加教会)

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