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詩編118編
「主の家からあなたたちを祝福する」


祝福あれ、主の御名によって来る人に。
わたしたちは主の家からあなたたちを祝福する。
(詩編 118編26節)

 この詩編は特別な祝祭のときに歌われたもの。とくに捕囚から帰った主の民が神殿で礼拝するときに歌ったものだそうです。

 イスラエルの民は長い年月を捕囚の地で過ごし、神殿礼拝の喜びを思いながら耐え忍びました。その苦しみから解放され、故郷に戻って、神を礼拝することが許されたときの喜びはどれほどのものだったことでしょう。

 また、喜びに小躍りして神殿に上ってくる人々を祝福しようと祭司たちは待ち構えていました。「祝福あれ、主の御名によって来る人に。わたしたちは主の家からあなたたちを祝福する。」と(26節)。

 ところで、今の私たちの礼拝の姿はどうでしょうか?礼拝者は小躍りするような心で教会に集っているでしょうか。迎える牧師たちは、礼拝者がやってくるのを待ちわび、祝福の思いで迎えているでしょうか。共に主を礼拝できる恵みを感謝し、大切にし、喜んでいるでしょうか。その日の礼拝はその日一回限りのかけがえのないもの。そういう切実な思いと、感謝をもって毎回の礼拝に臨みたいと願うのです。

木村 恭子(川越教会)

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