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詩編136編
「主の慈しみはとこしえに」


恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
神の中の神に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
主の中の主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
(詩編 136編1節~3節)

 詩人はこの詩の初めから終わりまで、主なる神の慈しみを繰り返し歌います。神の民は、神殿における礼拝において、主の慈しみの一つ一つを覚えて、主を賛美します。

 主は創造と歴史を通じて、神の民への慈しみを示されました。英知をもって世界を創造し、被造物を養われます(4~9節)。奴隷の家から救い出して神の民とし、民の荒れ野の旅を導かれました(10~15節)。そして約束の地を与えて、異国の王たちから守られました(16~22節)。

 そして何も持たない民に御心を留め、「御自分の宝」として選び、贖い出してくださった主の慈しみを歌います(23、24節)。

 神の民は礼拝の中で、自らの歴史を振り返り、主に示された慈しみを数え上げるようにして賛美します。その慈しみは、今を生きる私たちにも、変わらずに注がれています。主なる神は、罪深く低いところにある私たちに目を留めるお方です。

 主の慈しみのうちに生かされていることを覚えて、共に賛美する礼拝に心を備えながら、きょうという日を過ごしましょう。

長谷部 真(堺みくに教会)

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