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詩編150編
「息あるものはこぞって主を賛美せよ」


ハレルヤ。
聖所で
大空の砦で
力強い御業のゆえに
大きな御力のゆえに
角笛を吹いて 神を賛美せよ。
琴と竪琴を奏でて 神を賛美せよ。

シンバルを響かせて 神を賛美せよ。
息あるものはこぞって 主を賛美せよ。
ハレルヤ。
(詩編 150編1節~3節、5節~6節)

 神港教会のオルガンには、「息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ」が彫られています。人間の喉とパイプオルガンの笛が息を合わせ、神を賛美するというイメージが込められています。

 この詩は、角笛、琴、竪琴、太鼓、弦、笛、シンバルと、楽器を伴う神賛美の豊かさを描いています。ギリシア語訳聖書は、角笛をオルガノンと訳し、この言葉が今日のオルガンになっています。英訳聖書はある時期、オルガンでしたが、今はフルートになっています。古代の楽器を思い巡らすのも楽しいことです。

 「賛美せよ」が、11回も連呼されています。原語では、「賛美せよ」は「ハレル」です。そして、「賛美せよ」の前と後を「ハレルヤ」が囲っています。150編ある詩編全体、また146編からのハレルヤ詩編は、「ハレル、賛美せよ」の大団円で締め括られます。神の力強い御業、大いなる御力のゆえに、地においても、天においても、神に賛美がささげられます。

 神が「命の息を吹き入れられた」(創2章7節)ものはすべて賛美に招かれています。楽器を用い、心を合わせ、皆で「ハレルヤ」と賛美します。

岩崎 謙

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