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詩編1編
「主に知られる幸い」


神に従う人の道を主は知っていてくださる。
神に逆らう者の道は滅びに至る。
(詩編 1編6節)

 「いかに幸いなことか」(1節)。1節のこの言葉は、キリストが山上で弟子たちに8つの幸い(マタ5章3~12節)を教える際に語られた、「(このような人々は)幸いである」との言葉を思い起こさせます。詩人は、主の教えを愛する人に約束された幸いを確信しており、そのことをすでに喜んでいるのでしょう。

 主の教えを愛し、口ずさむ人は、神に逆らって歩まず、そのような道にとどまらず、そのような者と共に座りません。主を愛する人は、生き方、在り方、人間関係までも、そうでない者とは異なるのです。

 そのような人が、木にたとえられています。木は自分で植えられる場所を選べません。神がその場所に、木を植えてくださったのです。神に逆らい、風に吹き飛ばされるような者ではなく、大地に根差す木のような人を、時が来れば実を結ぶようにと、主の教えに根差させてくださっていたのです。

 そう、神は、神に従う人を知っておられます。むしろ、神に知られることのないものは何一つありません。だからこそ、神に逆らう者は滅びに至ります。しかし、神に従う人は神に知られており、だからこそ、祝福が約束されているのです。

 

 【祈り】

 神様、私たちのことを知っていてくださり、今、私たちを、御言葉をもってとらえてくださいましたことを感謝いたします。

尾崎 純(東仙台教会)

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