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マタイ8-9章
「心の目が開かれることを祈り求めて」


二人の盲人が叫んで、「ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」と言いながらついて来た。
(マタイ 9章27節)

 8章から9章にかけては、主イエスがなさった奇跡と対話を通して、主イエスの救い主としての御力が明らかにされています。主イエスは私たちの苦しみと悩みを背負ってくださる救い主です(8章17節)。すべてを捨てて「わたしに従いなさい」とお求めになります(8章22節)が、従うならば、たとえどんな人生の嵐であっても、いつも共にいて、必ず守ってくださいます(8章26節)。そして、私たちの中にどんなに大きな罪の力が入り込んでいても、そのすべてを解決できるお方なのです(9章2節)。

 主イエスが、そのようなさまざまな奇跡や対話を通してご自分を明らかになさったとき、人びとはどういう反応を示したでしょうか。一つの反応は、「こんなことは、今までイスラエルで起こったためしがない」という群衆の素直な反応でした(9章33節)。しかし、もう一つの反応は、「あの男は悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」というファリサイ派の人びとの反応です(9章34節)。彼らは聖書を非常によく勉強していました。けれども、主イエスのことは分からなかったのです。心の目が開かれて(9章30節)、主イエスを救い主として受け入れることができるよう、祈り求めて歩みましょう。

 

 【祈り】

 主イエスこそわたしの救い主と素直に受け入れることができるように、私たちの心の目を開いてください。

吉田 謙(千里摂理教会)

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